先日、本棚からたまたま読み返した本。
『かないくん』
谷川俊太郎さんが文を書き、
できあがった話をもとに、
松本大洋さんが2年の歳月をかけて描いた、
『死』をテーマにした絵本です。
本のデザインは祖父江慎さんが担当しました。
これだけで興味がわきますよね?
販売してすぐに買いました。
もう5年前ですが久しぶりに読んでもいい本でした。
子どもと読もうと思って大事に置いています。
ちなみに監修されたのは糸井重里さんです。
『かないくん』の紹介サイトです。
https://www.1101.com/books/kanaikun/
サイトには谷川さんや松本さんの動画もあります。
本のテーマは「死」です。
谷川さんが少年時代に経験した友人の死を描いた作品。
僕の死に対する感覚と近いものがありました。
~僕が考える「死」について~
死とは日常にある現象です。
だから誰が死んだからといって世界は変わりません。
でも世界から何かはなくなります。
絵本でいうとかないくんの作った恐竜は残っているのに写真の中にしかいない。
かないくんはいるけどいない。
死とはそんなものだと思います。
いるけどいないんです。
今でもずっと頭の中に死んだ人はいます。
でも世界の中ではいない人としてカウントされます。
『かないくん』を子どもと読んで一緒に考えることはすごく大事なことだと思います。
松本大洋さんの絵の持ってる力も本当にすごいです。
ぜひ一度読んでみてください!!
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