才能の正体 (NewsPicks Book)
坪田 信貴
幻冬舎
2018-10-17



『才能の正体』坪田信貴さんの新刊を読みました。


坪田さんはやっぱり面白い。


話が論理的で根拠がきっちりある。


実験と検証繰り返し。


基本的に体験を話してくれている文章は読みやすい。


才能とは何なのか?


有名スポーツ選手や学者などに「あの人は才能があるから」と言ったことないですか?


自分とは違ってあの人には才能があるから・・・


でも才能って何ですか??


僕は才能は生まれながら持っているもので例えば100メートルを10秒で走れるとか1度見た数字を二度と忘れないといった能力のことだと思っていました。


確かにそういったものにはどんなトレーニングをしても出来ないかもしれません。


しかし才能って本当にそれだけでしょうか??


100人いれば100人の才能があるんじゃないでしょうか?


というか100メートルが10秒で走れる → 才能がある。


記憶力が考えられないくらいいい → 才能がある。

というふうに結果を見てから才能を後で足してないですか??


僕らは結果を見て自分に出来ないのは才能がないからだと言い訳してるだけじゃないでしょうか?


そうやって自分を納得させたいだけではないですか?


やらない理由探しをしているだけじゃないでしょうか?


才能は誰にでもある。

これが坪田さんの才能に対する考え方です。

しかし僕たちはダメだと言われ続けて生活しているうちにあるはずの才能の種を成長させていない。


アインシュタインの言葉。

「誰もが天才だ。しかし魚の能力を木登りで測ったら魚は一生自分はダメだと信じて生きる。」


僕たちはそうやって生きてきている可能性が高いんだなと思いました。


でも、親も先生も子どもが成長してほしいと思っています。


なぜ才能を伸ばすことなく邪魔してしまうのか??


これが1番出来てないことだと思います。

黙って見守る。信頼関係を作る。


大人は子どもの頃に親に言われていらっとしたことがあるにも関わらずそれをまた子どもに言います。


頑張って勉強しなさい!休まず学校に行きなさい!などなど


具体的なビジョンを示さずにマイナスな発言を重ねます。


頑張って勉強するって何ですか?

子ども → 大好きな漫画やゲームを我慢して30分勉強する。

大人 →  毎日、1時間以上勉強する。

子どもは頑張って30分勉強していると大人はきっとこう言います。

「またすぐ漫画、読んで!!ちょっとしか勉強してないじゃないの!」

完全なズレです。


子どもは大人に対する信頼をなくしていきます。


そういう積み重ねが信頼関係を失い、才能の芽を枯らしてしまうのです・・・


人が持つ才能をどう伸ばすか。

様々な具体的な例が書かれています。

教育に関係する人は間違いなく必読!!

教育に関係ない人も間違いなく役に立つ1冊だと思います。


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