「時間外勤務の手当支払い求め小学校教諭が県を提訴」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180925-00000563-san-soci


昨晩、とても気になるニュースを見ました。


この裁判の今後の展開はかなり気になります。


教員は現在、残業代といわれるものは支払われていません。


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教員の給料は現在、時間外勤務手当及び休日勤務手当は、支給しない。(給特法第3条第2項)」と定められています。


代わりに「教職調整額」(教員の給料の4%を追加支給)と時間外労働の規制(「超勤4項目」以外で時間外労働を命じることはできない)を行っている。


というよく分からない給料のシステムをとっています。


ようするに時間外には4つにあてはまる仕事以外は強制しないから4つ以外の仕事の残業代は払いませんよ。

ってことです。

では時間外労働として認められているのは4つの項目は何か??


  • 生徒の実習関連の業務(校外学習とか)
  • 学校行事関連の業務(修学旅行とか)
  • 職員会議
  • 災害時等の緊急でやむを得ない業務


  • この4つは4%あるんだからやってくださいねってことです。


    他の仕事は勝手にやってるんだからお金は出ませんよ。


    やってもやらなくてもいいですよ。


    っていうシステムです。


    クラブ活動や授業の準備、採点なんかは勝手にやってるということになります。


    いやいやいや!!


    法律でそう決まっているんです。


    クラブ活動のために時間外に指導しなさいと命令することはできないんです。


    管理職や年上の人がもし命じられたら違法行為になるんです。


    でも現実はそんなふうにはなっていません。


    無言の圧力・・・


    やって当然、やらなかったら誰がやるの??


    という雰囲気が学校にはあります。


    58歳の教諭は今の現状を未来に残してはいけないと個人で行動してくれました。


    判決が出る前に同じような動きが起きるでしょうか?


    最初のペンギンに続くことができるでしょうか?


    何ができるでしょうか?


    クラブをやりたいと思っている生徒がいるのは事実です。


    「生徒のために・・・」


    この言葉で何人の先生が我慢してきたでしょう??


    我慢することは美徳ではありません。


    「やらない。」と決めたら見えてくるものはあるはずです。


    教員の未来は子どもの未来と同じです。


    学校で疲弊するのはやめましょう。


    子どもの前に笑顔で立つ!!教師にとって1番大切なことはこれだと思います。